Hewlett Packard Enterprise(HPE)は、Stephen Hawking氏が所長を務めるCOSMOS Research Groupと、宇宙の起源と構造に関する研究の支援で連携していくことを明らかにした。
このパートナーシップは、ケンブリッジ大学数学科とのより広範な連携に基づくものだ。
今回の取り決めに基づき、COSMOSはHPEのインメモリコンピューティングプラットフォーム「Superdome Flex」を使ってデータを分析し、初期宇宙やブラックホールに関する研究を進める。
COSMOSは1997年に開始しており、宇宙論、天体物理学、素粒子物理学の研究にスーパーコンピュータを利用している。HPEの最高経営責任者(CEO)Meg Whitman氏は、マドリードで開催されている同社主催のカンファレンス「Discover」で、Hawking氏との協力関係について説明した。
COSMOSで使用されるシステムは、HPEのSuperdome Flexと同社のスーパーコンピュータ「Apollo」、Intelの「Xeon Phi」を組み合わせたものだという。このスーパーコンピュータは重力波や宇宙マイクロ波背景放射などのデータの分析に使用される。
Superdome Flexのシステムは4~32のソケット、768Gバイトから48Tバイトの共有メモリに対応している。前述の分野のほか、環境学や医用画像処理、数学科の他分野の研究にも使用される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。