アドビが月例アップデートを公開--修正は「Flash Player」の脆弱性1件のみ

Charlie Osborne (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2017-12-14 10:00

 Adobe Systemsは米国時間12月12日、月例セキュリティアップデートを公開した。1件の脆弱性が対処されている。

 同社のセキュリティアドバイザリによると、今回対処された「ビジネスロジックエラー」の脆弱性(CVE-2017-11305)は緊急度が「中度」(Moderate)とされている。


 同社によると「このアップデートは、グローバル設定プレファレンスファイルが意図せずリセットされる問題に対処するもの」だという。

 この脆弱性は「Windows」「macOS」およびLinux向けのデスクトップ版「Adobe Flash Player」のほか、「Google Chrome」上で動作するFlash Playerや、「Windows 8.1」および「Windows 10」環境の「Microsoft Edge」や「Internet Explorer(IE)11」上で動作するFlash Playerに影響するという。なお、Flash Playerのバージョンはいずれも27.0.0.187以前とされている。

 優先度は3段階中の「2」とされている(Linux向けのデスクトップ版は「3」となっている)。また同社によると、この脆弱性が実際に悪用された事例は報告されていないという。

 同社は11月に多数の脆弱性に対処しており、その多くは緊急度が「クリティカル」(Critical)とされていた。これらの脆弱性は「Adobe Flash」や「Adobe Acrobat」「Adobe Reader」といったソフトウェアに影響を与えるものだった。

 Flashについては合計5件の脆弱性が対処され、そのすべてがクリティカルと分類されていた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI を活用した革新的な事例 62 選 課題と解決方法を一挙紹介

  2. セキュリティ

    新入社員に教えるべき情報セキュリティの基礎知識--企業全体を守るための基本ルールを徹底解説

  3. セキュリティ

    KADOKAWAらの事例に学ぶ、2024年サイバー攻撃の傾向と対策

  4. セキュリティ

    【マンガで解説】なぜ中小企業でも最新のセキュリティ対策を強化しなければいけないのか?

  5. ビジネスアプリケーション

    調査結果が示す、通信業界の「生成 AI 活用」インパクト--成果を達成する 4 つのユースケース

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]