アップルとシスコ、サイバー保険を提供へ--アリアンツらと提携

Natalie Gagliordi (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2018-02-06 10:04

 AppleとCisco Systemsは米国時間2月5日、両社の製品を使用する法人顧客がサイバー保険を安価で利用できるよう、保険会社Allianzとリスク管理企業Aonとのパートナーシップを締結したと発表した

 その狙いは、セキュリティ技術とセキュアなデバイス、サイバーセキュリティ分野の専門知識、サイバー保険を組み合わせることで、ランサムウェアやマルウェアといったサイバー脅威に対処する、より効率的かつ安価な手段を企業に提供することだという。

Apple
提供:Apple

 ただし、この保険を利用するためには「Cisco Ransomware Defense」ソリューションと、Appleの特定ハードウェア製品を使用する必要がある。

 Cisco Ransomware Defenseには、電子メールにおける高度なセキュリティや、エンドポイントの保護、悪意のあるウェブサイトのブロックなどの機能が含まれている。一方Appleは、「iOS」デバイスにおけるハードウェアとソフトウェア、サービスの統合によって、各コンポーネントは信頼できるものとなっていると記している。

 Appleは「ユーザーは、ハードウェアによる常時暗号化とともに、Transport Layer Security(TLS)といったセキュアなネットワークプロトコルのサポート、すぐに使えるVPNというメリットを享受できる」と記している。

 また、今回新たに提供されるソリューションでは、顧客が個別のリスク分析や、免責金額の減免というメリットを手にするとともに、サイバー攻撃を実際に受けた場合には、CiscoとAonによるインシデント対応とサポートサービスを利用できるようになっている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]