Facebook広告:精度の高いターゲティングが魅力
広告メニューの豊富さや精度の高いターゲティングが魅力のFacebook広告。「広告マネージャ」というツールを使って作成、管理します。
(※注2:以前は「パワーエディタ」という広告ツールも提供されていましたが、最近広告マネージャに統合されました)
広告出稿の際は、広告料金の支払方法などを管理するため「広告アカウント」を作成します。広告アカウントへのアクセス権限を他のユーザーにも付与して、共同で管理することもできます。
広告の3要素
Facebook広告は「広告掲載面」×「広告フォーマット」×「広告の買い方」の3つの基本的要素で構成されています。
・広告掲載面
大きく分けると以下の2種類から選べます。掲載先としてMessengerやInstagramも選択可能です(Instagram広告については後述します)。
1.モバイルニュースフィード
スマートフォンユーザーに向けたインフィード型広告です。国内では約9割のユーザーがスマートフォンをメインに使用しているといわれており、ユーザーとの接触率が最も高い掲載面といえます。
2.デスクトップニュースフィード
PCユーザーに向けた広告で、インフィード型およびディスプレイ型を選択できます。ユーザーが日々友人の近況や企業のページからの情報を閲覧する場所のため、ユーザーからの視線が集まる掲載面といえます。
・広告フォーマット
「ページへのいいね!広告(Like Ad)」「リンク広告(Link Ad)」「動画広告(Video Ad)」をはじめ、さまざまな広告フォーマットが提供されています。種類や最新規定などはこちらの広告ガイドでご確認ください。
・広告の買い方
1.セルフサーブ形式
目的や課金方式など全て自分で設定し、都度変更しながら広告運用する方式です。
2.リーチ&フリークエンシー形式
「リーチ」「フリークエンシー(ユーザーが広告に接触する回数)上限」「配信期間」を指定して広告を予約購入する方式で、最低20万人のターゲットが必要です。予約購入型のため、途中で配信を停止したり変更したりすることはできません。
広告の3段階構成
Facebook広告は、キャンペーン > 広告セット > 広告の3段階構成になっています。
キャンペーンで「広告の目的」を、広告セットで「予算と期間とターゲット」を、広告では「クリエイティブ」を設定します。

図6-3:Facebook広告の3段階構成
広告のターゲティング
Facebookは実名登録を原則としているため、ユーザー登録情報や利用端末、興味関心やアクティビティなどをもとにした多様なターゲティング配信が可能です。Facebookのアカウントにひも付く情報は下図のようなものがあります。これらのアカウント属性情報にもとづいて、正確かつ多様な広告ターゲティングを設定できます。

図6-4:Facebookのターゲティング
また、以下のターゲティングメニューも押さえておきましょう。
・カスタムオーディエンス
企業の保有する顧客データ(メールアドレス、電話番号など)と、Facebookの保有するユーザーデータベースを照合し、合致したユーザーに対して広告を配信できます。
・類似オーディエンス
既存顧客や既存ファンと「特徴が同じ・似たユーザー」に対して広告を配信できます。
他にも、所在地情報をもとに広告配信できる「近隣エリア広告」や、曜日や時間帯を指定できる「時間帯指定配信」など、さまざまなメニューや機能がFacebook広告には用意されていますので、ぜひ色々研究してみてください。