第7回では、「SNSマーケティング実践編--ソーシャルリスニング&アクティブサポート」として、SNSマーケティングの手法であるソーシャルリスニングと、その発展形ともいえるアクティブサポートについて学びました。最終回となる今回は、SNSマーケティング担当者なら押さえておきたいSNSのトレンドについて紹介します。
SNS・SNSマーケティングの世界は日進月歩
ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)や、SNSを利用したマーケティング(SNSマーケティング)の世界はまさに「日進月歩」です。その進化は非常に速く、毎日のように新たなトレンドが生まれ、あるものは定着し、あるものは即座に消えていきます。
このスピード感に慣れるまでは少々大変かもしれませんが、SNSマーケティング担当者である皆さんにはぜひ、この変化の多様さとスピードも楽しんでいただきたいものです。最新情報を常にキャッチアップし、スピーディに自社のSNSマーケティングに反映することで、皆さんのビジネスゴールが確実に近づくことでしょう。
例として、過去数カ月間に発表された数あるSNS関連ニュースの中から、“ほんの一部”をピックアップして紹介します。
Facebook関連ニュース
・Facebookのアルゴリズムの変更発表、2018年1月から数カ月かけて順次反映へ
Facebookの最高経営責任者(CEO)であるMark Zuckerberg氏の投稿によれば、「ユーザー間のコミュニケーション(やり取りや会話)が促進されるような投稿を優先する」という方針のようです。
今後、企業や団体は第4回で紹介したような「ファンを楽しませる投稿」、つまりファン同士が会話したり交流したりできるような工夫がますます求められるでしょう。
・Facebook Messengerへの広告配信が可能に
モバイルのMessengerアプリにメッセージ型の広告を配信できるようになりました(発表内容)。出稿方法などは公式ページをご覧ください。
・Facebook Messengerチャットボットによる自動対応サービスが普及のきざし
チャットボット(テキストや音声を通じて自動応答するプログラム)を使った24時間の顧客サービスを導入する企業が増えてきています。FacebookだけでなくLINEでも同様のサービスがさまざまな分野で活用されています。
例:ライフネット生命保険 保険相談(保険相談、保険料見積もり)
・企業のウェブサイトでMessengerを使ったコミュニケーションが可能に
ECサイトなどでの問い合わせにMessengerで対応できるようになりました。やり取りの履歴をMessengerアプリで確認でき、例えば、外出先からMessengerアプリを使ってコミュニケーションを再開するという使い方も可能です。