McAfeeはセキュリティを熟知している。そして、同社は近い将来、Amazonの音声アシスタント「Alexa」をホームネットワークのセキュリティ向上に役立てる機能を提供する予定だ。
モバイル見本市「Mobile World Congress 2018」で現地時間2月26日に発表された「McAfee Secure Home Platform」スキル(「スキル」はAlexaのアプリを意味するAmazonの用語)は、音声で操作可能なペアレンタルコントロールと内蔵の保護機能によって、デバイスのネットワークセキュリティをカスタマイズおよびモニターできる機能を提供する。
McAfeeによると、同プラットフォームは26日よりネットワーク機器メーカーに提供が開始され、メーカーはそれを自社のルータなどに統合することができる。米国の消費者は数カ月内に同スキルを利用できるようになり、その他の国や地域でも近いうちに提供を予定している。同スキルの提供開始後、ユーザーはAlexaアプリでスキルをセットアップ、またはAlexaスキルストアからダウンロードすることができる。
このAlexaスキルを利用すれば、ユーザーはアプリではなく音声コマンドを利用して、自分のデバイスのセキュリティを確認することができる。自分のネットワークに参加した新しいデバイスを確認したり、ネットワークスキャンを実行して脆弱性を発見したりすることも可能になる。さらに、接続された各デバイスの状態の確認、デバイスのブロック、インターネット接続の一時停止なども実行可能だ。
McAfeeによると、ユーザーが利用できる音声コマンドには、以下のようなものがあるという。
- 「Alexa、今オンラインに接続しているデバイスの台数をMcAfeeに尋ねて」
- 「Alexa、ネットワークのスキャンを実行するようMcAfeeに頼んで」
- 「Alexa、ネットワークの状態をMcAfeeに尋ねて」
- 「Alexa、『デバイス1』のブロック/ブロック解除をMcAfeeに頼んで」
- 「Alexa、『子供1』のインターネット接続を一時停止するようMcAfeeに頼んで」
提供:Ry Crist/CNET
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。