海外コメンタリー

5G展開で先行狙うAT&T、エッジや仮想化への注力など鍵に - (page 3)

Corinne Reichert (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2018-03-02 06:30

 「パロアルトでの取り組みは、パートナーエコシステムと協力しながら反復的な開発プロセスを進めることができる、非常に特別な環境になるはずだ」

 AT&Tは2020年までにネットワークインフラの75%を仮想化することを目指しているが、これも5Gの展開には有利に働くという。

 「これも、わが社が5Gで成功すると考える大きな理由の1つだ。ソフトウェア定義ネットワーク(SDN)に関するわが社の経験や実績は豊富だ。そういった能力や、ソフトウェアベースの新しいアーキテクチャ、エッジコンピューティングの取り組みなどをすべて5Gに生かしていく」と同氏は言う。

 「5Gが実現する機能は、モバイルブロードバンドだけではない。速度やスループット、超低遅延、信頼性、そして大量のIoTデバイスデバイスに対してさまざまな種類の接続性を提供する能力や、ソフトウェア化を推進できる新しいアーキテクチャなどもそうだ」

 「これにソフトウェア定義や、わが社のフットプリントによるエッジコンピューティングに関する能力を加えれば、非常に興味深いチャンスが生まれるはずだ。われわれは、多くの利用事例やビジネスモデル、新たな産業を生み出す手助けをできると考えている」(Elbaz氏)

AT&T

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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