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運用環境に進出をはじめたオープンソースのSDN「OpenDaylight」--Tencent、AT&Tらが利用

Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2015-07-30 10:57

 カリフォルニア州サンタクララ発--オープンソースのソフトウェア定義ネットワーク(SDN)プロジェクトであるOpenDaylight(ODL)のカンファレンス「OpenDaylight Summit」で、AT&T Labsの著名なネットワークアーキテクトMargaret Chiosi氏は、「OpenDaylightはもう(アイデアだけの)“スライドウェア”ではない。実際に使われている」と述べた。Chiosi氏の言葉は正しい。

 ODLが発表した調査によると、OpenDaylightユーザーの73%はすでにOpenDaylightを実装しているか、今後12カ月のうちに実装する計画だという。これだけ聞くとすごいと思わないかもしれないが、詳細を見ると違ってくる。

 OpenDaylightで執行ディレクターを務めるNeela Jacques氏は基調講演で、「開発者はOpenDaylightに投資している。われわれのプロジェクトの貢献者は359人おり、これはOpenContrail、Open vSwitch、ONOSなどほかのSDNプロジェクトをすべて足した数よりも多い」と述べた。

 さらには、AT&T、Comcast、Orange、中国のインターネット大手TencentなどがOpenDaylightを運用環境で利用しているという。Tencentはメッセージングアプリの「WeChat」と「QQ」の月間アクティブユーザーが5億人を数え、売上は年間130億ドルを計上するが、同社はすでに1年以上OpenDaylightを利用している。

 OpenDaylightの別の基調講演では、AT&TのDomain 2.0担当バイスプレジデントのAlan Blackburn氏が、自分たちのODL SDNは自社企業顧客から喜ばれていると述べた。「ネットワークを自分たちが調整できるという点が気に入っている」とのことだ。企業ユーザーにとってSDNは、クラウドがコンピューティングとストレージにもたらしたことをネットワークにもたらす。必要なときにリソースを得られ、柔軟なオンデマンド価格で提供できるのだ。

 AT&Tもコンシューマー顧客向けの帯域調整でSDNを利用している。「われわれのモバイルトラフィックはこの数年間で1万%も成長した。モバイルトラフィックで最多を占めるのは動画で、動画のデマンドに応じるのにこれまでのようにスイッチを利用するのはほとんど不可能といってよい。そこでネットワークをスマートにする必要がある」とBlackburn氏は述べた。これは、SDNへの切り替えを意味する。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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