シスコ、22件のセキュリティ情報を公開--2件は「重大」レベル

ZDNet Japan Staff 2018年03月09日 13時53分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 米Cisco Systemsは3月7日、22件のセキュリティ情報を公開した。このうち2件は、システムを不正に制御されてしまうなどの恐れがあり、同社では「重大」レベルに当たると判断している。

 コラボレーション製品を統合管理する「Cisco Prime Collaboration Provisioning(PCP)」に見つかった脆弱性(CVE-2018-0141)は、アカウントパスワードがシステムにハードコードされた問題となる。同社によれば、ローカルの攻撃者は、このアカウント情報を使ってSSH経由でPCPの稼働するLinuxにアクセスできてしまうといい、PCP 11.6にのみ影響する。

 なお、共通脆弱性評価システム(CVSS)による脆弱性の影響度評価は「5.9」(最大は10.0)とされ、本来なら「中」レベルだが、同社では攻撃者が低レベルの権限からroot権限に昇格できてしまう恐れがあることから、「重大」レベルにあたると説明。脆弱性の回避策はなく、同社では脆弱性を修正したPCP 12.1の適用を勧告している。

 ネットワークアクセス管理製品の「Cisco Secure Access Control System(SAC)」には、Javaのデシリアライズの脆弱性(CVE-2018-0147)が発見された。攻撃者は細工したJavaオブジェクトを使って、遠隔からroot権限で任意のコードを実行できるようになる。SAC release 5.8 patch 9より前の製品が影響を受ける。

 CVSSによる影響度評価は、release 5.8 patch 7より前のシステムでは「9.8」と極めて大きい。なお、release 5.8 patch 7および同8のシステムでは、脆弱性の悪用に認証を必要とすることからCVSSの評価値は「8.8」となっている。同社は、ACS 5.8.0.32.9の累積パッチでこの脆弱性を修正した。

 また、「Cisco Web Security Appliance」にはFTP認証を迂回される脆弱性が存在し、同社では「高」レベルと判断した。この他の19件はいずれも「中」レベルとされている。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
IT部門の苦悩
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算