SAPジャパンは3月8日、通信企業向けに設計された新しい業種別アクセラレータパッケージ「SAP Leonardo for Telecommunications」の提供開始を発表した。
SAP Leonardoは、SAPの設計サービスやクラウド基盤、ビジネスプロセスの深い専門知識、ブロックチェーンやモノのインターネット(IoT)などの新しいテクノロジ、機械学習などを組み合わせたソリューション。SAP Leonardoの業種別およびIoTアクセラレータパッケージは、特定の使用ケースに対応するためにSAPソフトウェアとデザイン思考手法を事前に統合し、ソフトウェアとサービスを固定価格で提供する。通信企業のほかにも、小売、消費財、スポーツ・エンターテインメント、旅行・運輸、化学、公益事業、ライフサイエンス、石油・ガス、採鉱業向けを販売している。
通信企業向けのSAP Leonardo for Telecommunicationsは、高度なアナリティクスと機械学習を備え、さらにSAP Cloud Platform上に構築された業種別ソリューションである「SAP Big Data Margin Assurance」が含まれており、通信企業は収益の向上とコストの削減のためにデータをより効果的に使用することができる。アクセラレータによって、通信企業はユーザー1人当たりの平均売上金額(ARPU)に基づくビジネスモデルから、ユーザー1人当たりの個別マージン(IMPU)に基づくビジネスモデルへと転換し、収益性を重視したビジネス運営が可能になるとしている。