ウィンマジック・ジャパンは、ハイパー・コンバージド・インフラストラクチャ(HCI)に関する調査結果を発表した。
これによると、IT意思決定者はHCIの利用を推進する上で複雑さ(45%)とセキュリティ(43%)について懸念していることが明らかになった。
同調査は2017年11月に、英国、ドイツおよび米国の1000人を超えるIT意思決定者を対象に実施されたもの。
HCIを使用する際に必要とするセキュリティ上の施策については、ニーズに合わせて拡張できるセキュリティソリューションを導入すること(29%)、あらゆるタイプのハイパーバイザテクノロジとの互換性の確保(23%)、アイデンティティアクセス管理と認証の維持(22%)などが挙げられている。
回答者は、HCIテクノロジによってもたらされる最大の利点として、柔軟性(65%)、パフォーマンス(58%)および可用性(46%)を挙げている。
しかし一方で、ITインフラの一層の複雑化(45%)、HCI環境全体のセキュリティの維持が難しい(43%)、ビジネス全体にHCIを拡張するときの管理・制御の維持が難しい(39%)、ハイブリッド環境で仮想マシンを管理する能力の欠如(34%)などを理由に、今後のインフラ計画にHCIを追加することをためらっている。