Microsoftは米国時間4月2日、レポートサービスの強化を目的にForerunner Softwareからレポートレンダリングテクノロジを取得したと発表した。
この発表は、Microsoftの「SQL Server Reporting Services」(SSRS)のチームブログ上で行われた。なお、取得金額は明らかにされていない。
同社は、この動きが「Power BI」ビジネスインテリジェンスやクラウドのユーザーに役立つものになるととらえているようだ。
Microsoftによると、「Dynamics 365」の「Spring '18 Release Notes」(2018年春のアップデートのリリースノート)に記されているように、SSRSのレポートをPower BIのクラウドサービス上で実現するために取り組んでおり、その一環としてクライアントサイドでのレンダリングの向上にも取り組んでいるという。また、Forerunnerのテクノロジは、ユーザーがSSRSのレポートをスマートフォン上で閲覧する際のエクスペリエンス向上にも貢献するという。
同ブログには、「このテクノロジによって、どのような先進的アプリにも統合できるクライアントサイドのJavaScriptベースによる『Report Viewer』を提供したいと考えている」と記されている。
同社は、これらの目標すべてが「大規模な作業を伴う」と記しているが、完了日程については言及していない。
Forerunnerは同社のウェブサイトに、「『Forerunner Mobilizer』とReport Viewerは、Microsoftが取得したため、既に購入はできなくなっている。既存顧客へのサポートは2020年10月20日まで続ける」と記している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。