Microsoftは、「Dynamics 365」の2018年春のアップデートの一環として、Dynamics 365を強化するさらなるモジュールやツールについて明らかにした。4月から順次リリースされる。
Microsoftは、「Dynamics 365 for Marketing」サービス(現在はパブリックプレビュー版)に、中小企業の顧客にも適した新たな機能などを追加する。また、「Dynamics 365 for Sales Professional」を発表している。Microsoftはこれについて、現行のSalesアプリケーションを「能率化した」バージョンだと述べている。
Microsoftの新しい中小企業向けのERP関連サービス「Dynamics 365 Business Central」(コードネーム:「Tenerife」)も、先ごろリリースされた「Power BI for Mixed Reality」のパブリックプレビュー版と同様に、2018年春のアップデートの一部だ。また、2018年春のアップデートでは、Dynamics 365と「Outlook」「Teams」「SharePoint」「Stream」「Azure」「LinkedIn」「Bing」との連携が強化されるという。
Microsoftは米国時間3月21日、「Power BI Insights」アプリも発表した。これらのアプリでは、Microsoftのデータのサブセットやサードパーティーから得られる追加データの情報を利用する。これらのアプリは、マーケティングやセールス、サービス、業務、財務、従業員管理などにわたる特定の企業の用途で活用される。
2018年春にプレビュー版がリリースされる最初の2つのPower BI Insightsアプリは、「Power BI for Sales Insights」と「Power BI for Service Insights」だ。Power BI for Sales Insightsには、Dynamics 365 for Sales向けの「組み込まれた体験」が含まれ、ユーザーは顧客関係の分析や予測的なリードスコアリングを行える。
プラットフォームについては、Dynamics 365を支えるデータ統合ツール「Common Data Service」をアップデートする。PowerAppsのアップデートとともに「Common Data Service for Apps」へのアップデートについて説明されている。また、Power BIの新機能「Common Data Service for Analytics」も発表されている。
Dynamics 365の2018年春のアップデートに関する詳細は、PDFでダウンロード可能なリリースノートで確認できる。

提供:Microsoft
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。