NTTデータとNTT Com、DataRobotがAI活用で協業--フルスタックサービス提供

藤本和彦 (編集部)

2018-04-10 16:34

 NTTデータ、NTTコミュニケーションズ、米DataRobotの3社は4月10日、企業の人工知能(AI)活用を支援するフルスタックサービスを提供開始すると発表した。NTT Comの企業向けクラウドサービス上でDataRobotの機械学習自動化プラットフォームを運用し、NTTデータが提供する分析自動化ソリューションと組み合わせて提供する。

 NTTデータらによると、企業のビジネス改革に対するAI活用の期待が高まっており、機械学習をはじめとするAI技術の進展に伴い、将来の需要予測や新たな顧客開拓への活用が進んでいる。企業が保有する膨大かつ機密性の高いデータを扱うAIの導入に当たっては、セキュリティ面を含めた十分な検討が必要となる。

 新サービスでは、NTT Comが提供する企業向けクラウドサービス「Enterprise Cloud」上で、DataRobotの機械学習自動化プラットフォーム「DataRobot」をAIエンジンとして運用し、NTTデータが提供する分析自動化ソリューション「AICYCLE」を組み合わせる。ネットワークやデータセンターを含めて、フルスタックのソリューションとして提供する。

 これにより、強固なセキュリティ環境を速やかに立ち上げ、さまざまな業務領域に機械学習を適用していくことが可能となるとしている。また、企業におけるデータ分析業務の自動化も実現する。


3社協業の概要(出典:NTTデータ、NTT Com、DataRobot)

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    ITR調査結果から導くDX浸透・定着化-“9割の国内企業がDX推進中も成果が出ているのはごく一部”

  2. セキュリティ

    最新調査が示すセキュリティ対策の「盲点」とは?|ゼロトラスト、生成AI、サプライチェーンリスクの実態

  3. セキュリティ

    セキュアな業務環境を実現する新標準「Chrome Enterprise Premium」活用ガイド

  4. セキュリティ

    失敗しない「脱PPAP」とは?主要ソリューション5つを徹底比較してわかった勘所

  5. ビジネスアプリケーション

    調査結果が示す「生成 AI 」活用によるソフトウェア開発の現状、ツール選定のポイントも解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]