Microsoftは米国時間5月23日、「Windows 10」の「April 2018 Update」(Windows 10バージョン1803)に対する2つ目の新たなビルドをリリースした。同ビルドには6つの修正と、Intel製および東芝製のSSDを搭載するPCに発生している起動時の問題に対する解決策が含まれている。
今回のアップデート(「KB4100403」)により、April 2018 Updateのビルド番号は「Build 17134.81」となる。ユーザーは「Settings」(設定)ページからアップデートを確認したり、「Microsoft Update Catalog」からパッケージを取得できる。
Microsoftによると、KB4100403は特定のIntel製SSDを搭載したデバイスに発生する問題を解決するという。この問題は、ユーザーがバージョン1803にアップグレードしようとすると、UEFI画面から先に進めない、あるいは動作を停止するというものだ。
Microsoftは、該当のデバイスモデルを使用している一般ユーザーは今まで通り、該当デバイス向けのバージョン1803が提供されるまで待つよう推奨している。しかし上級ユーザーは25日以降、Intel製SSDの問題に対応したバージョン1803を「Settings」ページから手動で取得できるようになる。
一方の東芝製SSDの問題は、バージョン1803にアップグレードすることで、特定SSDを搭載しているデバイスのバッテリ持続時間が短くなるものだという。
Microsoftは、東芝の「XG4」シリーズと「XG5」シリーズ、あるいは「BG3」シリーズを使用しているユーザーに対して、6月の定例アップデート後のアップデートまで待つよう勧めている。上級ユーザーは、この問題に対応済みのアップデートを「Settings」ページから手動で取得することができる。
Windows 10のApril 2018 Updateではたくさんの新機能やセキュリティの強化もたらされたが、アップデートしてから問題が発生したという報告が出ていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。