アスクルは、インターネット通販サービス「LOHACO」のサービス実行基盤としてPivotal Cloud Foundry(PCF)を採用した。Pivotalジャパンが6月28日、発表した。
PCFは、世界中で採用実績のあるエンタープライズ向けの商用版PaaSソフトウェア。アプリケーション開発者は開発工程において、サーバやミドルウェアの調達、設定やセキュリティ機能の実装といった管理作業から解放され、サービス提供までの期間を大幅に短縮でき、継続的な改善も容易になる。実行環境は、 VMwareやOpenStack、 Microsoft Azure、Amazon Web Services、Google Cloud Platformなどに対応している。
「LOHACO」は3月に累計顧客数が450万人を超える通販サービス。アスクルは、商品やサービスの拡充に迅速に対応できるとともに、利用者増加に伴うサイトへのアクセス増加、多種多様な顧客の好みへ柔軟に応えられるITとしての仕組みが必要としていた。
同社ではPCFの他に、オープンソースの開発フレームワーク「Spring Boot」や、サービスの内製化を促進するための「Pivotal Platform Dojoサービス」などを活用していく。