Microsoftは米国時間7月18日、「Windows 10 IoT Core Services」のパブリックプレビューを開始すると発表した。IoT Core Servicesは、「Windows 10 IoT Core」を利用している企業に、長期のOSサポートと、デバイスの更新プログラムの管理を提供し、デバイスの正常性を評価するための有償サービスだ。
IoT Core Servicesは6月にCOMPUTEX 2018で発表されたもので、これまで限定プレビューが実施されていた。
MicrosoftはIoT Core Servicesには次のようなメリットがあると説明している。
- 「長期サービスチャネル」(LTSC)を通じて、毎月のセキュリティと信頼性の更新プログラムを含むWindows OSサポートが10年間提供されるため、長期間にわたってデバイスの安定性と安全性を維持できる。
- 「Device Update Center」をサポートしており、Windows Updateの配信にも利用されているのと同じコンテンツ配信ネットワーク(CDN)を使用して、容易にデバイスをアップデートできる。
- 「デバイス正常性構成証明(Device Health Attestation:DHA)」を利用して、各デバイスの信頼性を評価できる。
Device Update Centerを利用したデバイスのアップデートは「Preview」(テスト用デバイス向け)、「Early Adopter」(セルフホスティング型デバイス向け)、「General Availability」(本番デバイス)の3段階に分けて段階的に配信可能になる。
2018年秋に予定されている一般公開後のサービスの利用価格は、1デバイスあたり月額30セント(パブリックプレビュー中は月額15セント)になるという。また、「Cloud Solution Provider」(CSP)プログラムに参加しているパートナーは、本サービスを再販できるようになる。