MicrosoftとNXP Semiconductorsは米国時間2月27日、NXPのプロセッサ「i.MX 6」および「i.MX 7」向けの「Windows 10 IoT Core」のプライベートプレビューを開始したと発表した。またMicrosoftは、Windows 10 IoT Coreおよび「Windows 10 IoT Enterprise」の次期リリースでは10年間のサポートを提供すると発表した。
Windows 10 IoT Coreは、スマートな「モノ」の開発を念頭に置いて設計されるとともに、インテリジェントなエッジデバイスのために最適化された「Windows 10」のエディションであり、初リリースは2015年にさかのぼる。
MicrosoftでWindows 10 IoT担当ディレクターを務めるDavid Lemson氏は、同社ブログに「i.MXシリーズの製品ポートフォリオは、業界において最も普及しているIoTプロセッサファミリであるため、これにより『Windows IoT』の開発者は、高性能、かつ電力消費を最適化した幅広い産業向け機器を開発できるようになる」と記している。
Lemson氏はまた、マルウェアや悪意のあるアクターが万一OSに侵入した場合であっても、デバイスの物理的な制御を奪えないようにできるトラステッドI/Oを実現するために、Windows 10 IoT Coreはi.MX 6プロセッサとi.MX 7プロセッサが持つユニークな能力を活用しているとも記している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。