首相はさらに、政府のシステムは常に標的となっており、あらゆる攻撃を防ぐことが目標ではあるが、情報流出を発見した時点で直ちに対策を講じてシステムを改善することも必要だと述べた。
また、調査委員会を設置したことも明らかにした。この事件を詳しく評価し、将来起こりうる類似のサイバー攻撃に備え、SingHealthやその他の公的部門のITシステムの管理と保護を強化する対策の提案を促すという。
また、シンガポールのスマート国家およびデジタル政府グループ(Smart Nation and Digital Government Group)は、全ての政府システムを調査し、侵入された形跡がないことを確認した。さらに、政府システムのサイバーセキュリティ対策の見直しを行っている間、新しいICTの導入は中断されている。
サイバーセキュリティベンダーは、被害に遭ったデータがダークウェブで発見される可能性について注意を促している。
Lee首相は、「紙での記録やファイルに戻ることはできない。セキュアでスマートな国家の構築に向けて前進しなければならない」と述べた。
SingHealthは、影響を受けた患者に通知するという。全ての患者は自身の情報が被害に遭ったかどうかをウェブサイトで確認できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。