IoTのセンサがメンテナンスに役立ち、従業員が実際に目で確かめなくても何か異常が起きていることを検知できるところを目にして、Texmarkの従業員は衝撃を受けた。
効率改善による経費削減
「ポンプは経費削減について考えるには最適の例だ。もし工場のポンプなどの機器を有線で接続することを選び、ポンプから制御センターまでケーブルを引くとしたら、ポンプを接続するのに2000~7000ドルはかかってしまうだろう。ポンプに300ドルほどの無線センサを付けて、その情報をウィジェットやWi-Fiで接続すれば、かなりの経費削減になる」とSmith氏は言う。
Texmarkでは現在、2つのポンプに無線センサが取り付けられており、将来は生産に使用されているすべてのポンプにセンサを取り付ける予定だという。
同社では、監視作業に1年あたり3万5000人時が費やされている。これは、検査に100万ドル以上の経費がかかっていることを意味する。手動の検査を減らすことでどれだけのコストが削減できるかはまだ調査中だが、Smith氏によれば、かなりの金額になると考えられるという。
受託製造型の化学工場であるTexmarkは、顧客から原料を受け取って、自社の施設で処理を行い、顧客のために最終製品を製造する。Smith氏が現在商談を進めている顧客は、Texmarkが工場にIoTセンサを導入したと聞きつけて、そのことによるメリットや経費削減に関心を持って話を聞きに来たのだという。
TexmarkがIoTセンサから収集する大量のデータは、製造プロセスの評価にも役立つ。「製造プロセスのあらゆるデータと、それらが製造している製品の品質にどう影響するかというデータは、改善につながるため貴重だ」とSmith氏は述べている。
また、安全性も重要な要素だ。Salinas氏は、次のように付け加えた。「私が本当に素晴らしいと思ったのは、安全性の側面だ。われわれが検討している利用事例はすべて、センサ付きのポンプであれ、ビデオ画像アナリティクスであれ、コネクテッドワーカーであれ、トータル資産管理であれ、何らかの形で安全性に影響を与え、リスクを減らす。例えばセンサ付きのポンプに関しては、もしポンプが故障すれば、機械が壊れてしまうだけでなく、炭化水素化合物が漏れてしまう可能性もある。炭化水素化合物は可燃性で、もし火がついてしまえば、怪我人が出るかもしれない」
「センサ付きのポンプは資産を守るものだが、最終的にはリスクを減らして安全性を向上させるものでもある」とSalinas氏は述べた。
提供:Texmark
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。