NECは、台湾セブン-イレブンに顔認証エンジン「NeoFace」を活用した顔認証システムと、画像認識を利用したPOSシステムの提供を発表した。台湾セブン-イレブンは、台湾初の未来コンビニ「X-STORE」を開設しており、これらシステムも「X-STORE」で利用されている。
6月25日に一般消費者向けの利用が開始され、3週間で利用者は3000人を超えているという。台湾セブン-イレブンは7月18日に、台北市の信義区に2号店(必成店)も開設している。
画像認識を活用したPOSシステム(必成店)
顔認証システムは、店舗入口の横に設置した端末で事前に登録した顔画像と、入退店時に通るゲートのカメラで撮影した顔画像を照合して本人確認を行う。また入店時に、利用者ごとに合わせたメッセージをゲートのモニターで表示する。画像認識を活用したPOSシステムは、決済時に行う購入商品の読み取りに使われる。利用者がレジ台に購入商品を置くと、カメラが複数商品を一括で自動認識する。バーコードを商品ごとに読み込ませる必要がないため、決済時の商品の読み取りを大幅に効率化できるとしている。