Dell EMCは「PowerEdge MX」について発表した。同社はこの製品を、従来型と新しいタイプの両方のデータセンターワークロードに対応できる、高パフォーマンスのモジュラー式インフラストラクチャだと説明している。
同社がソフトウェア定義データセンターのために設計したとするPowerEdge MXは、仮想化、ソフトウェア定義ストレージ(SDS)、ソフトウェア定義ネットワーキング(SDN)、人工知能(AI)、ビッグデータなどのプロジェクトの組み合わせに柔軟に対応できるという。
Dell EMCのサーバ及びインフラストラクチャシステム担当ゼネラルマネージャーAshley Gorakhpurwalla氏は、「人工知能、IoT、ソフトウェア定義ストレージ、ソフトウェア定義ネットワーキングなどの新たな技術は競争力を高めるのに役立つが、これらのワークロードは予測が難しく、IT部門に新たな課題をもたらす」と述べている。
「PowerEdge MXは、モジュール式のアプローチにより、コンピュート、ストレージ、ネットワーキングを柔軟に組み合わせて構築することができるため、リソースが最適化し、将来の技術的進歩に向けた投資を守るよう、ITを転換できる」(Gorakhpurwalla氏)
最新のソリューションは、「PowerEdge MX7000」(シャーシ)、「PowerEdge MX740c」および「PowerEdge MX840c」(コンピュートスレッド)、「PowerEdge MX5016s」(ストレージスレッド)、「PowerEdge MX Ethernet」およびFibre Channelスイッチングモジュールを使ってカスタマイズできる。
Dell EMCは、「PowerEdge MXのエコシステムには、新たに設計されたシャーシと、正確なサイズのサーバやストレージなどのリソースブロックが含まれており、これらがスマートI/Oファブリック経由でインフラに接続される」と説明している。
「PowerEdge MXとそのキネティック(動的)インフラストラクチャは、ミッドプレーンがない設計になっている点が特徴で、複数の世代のテクノロジ(プロセッサ技術、新しいストレージタイプ、接続技術の新しいイノベーションなど)に将来にわたって対応できる」(Dell EMC)
Dell EMC PowerEdge MXは、米国時間9月12日に世界で提供される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。