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インシュアテックで変わる保険業界

InsurTechスタートアップを分類する4つのサービス領域

後藤康成(iChain COO)

2018-09-14 07:00

InsurTechのカテゴリ

 InsurTechスタートアップが提供するサービスは、次の4つの領域に分類できる。

  1. 保険会社として契約者に保険商品を提供
  2. 代理店に対して保険販売の支援サービスを提供
  3. 契約者に対して保険商品の選定サポートや管理機能を提供
  4. 保険会社の課題を解決するサービスを提供

 今回はそれぞれのカテゴリでサービスを提供するInsurTech企業を紹介する。

1.保険会社として契約者に保険商品を提供

 TROVは、米国・ニューヨークでオンデマンド保険を提供するInsurTechスタートアップだ。スマートフォンを使ってあらゆる物に保険を掛けられ、必要な時に必要な期間だけ加入できる保険である。

TROVはスマートフォンを使ってあらゆる物に保険を掛けられる。
TROVはスマートフォンを使ってあらゆる物に保険を掛けられる。

 これまでは保険会社が設計した保険商品に加入してきたが、TROVの場合は契約者が保険商品を作れるのである。ミレニアル世代と呼ばれる、10代後半から30代前半の若者たちをターゲットにしている。

 日本において、このように柔軟に設定できるオンデマンド型保険の提供は、現時点で法律上困難となる。ただ、少額短期保険(ミニ保険)会社がこれに近い特定の家財や医療に対する保険商品を提供する日が来るだろう。

2.代理店に対して保険販売の支援サービスを提供

 保険代理店は契約者に対して契約者のライフステージ、ライフスタイル、資産状況から最も適した保険商品を提供することで、契約者の保険に対する信頼感や満足度を高めようとしている。

 Sureifyは米国のサンノゼに拠点を置くInsurTechスタートアップだ。Sureifyはモバイルアプリ、IoTデバイス、健康プログラムなどと連携することで、契約者のライフステージ、ライフスタイル、健康状態に関するデータを収集。これらの情報から保険代理店はマッチする保険商品を契約者に提供する。

Sureifyは契約者のライフステージ、ライフスタイル、健康状態に関するデータを収集する。
Sureifyは契約者のライフステージ、ライフスタイル、健康状態に関するデータを収集する。

 日本においても、このような契約者の情報を保険代理店は必要としている。ライフステージやライフスタイルに関する情報はIoTデバイスを通じて収集可能だが、保険商品を選定する上で重要になる健康診断や医療記録などのデータについては集めにくい。これらの情報を健康保険組合などと連携して収集できるようになれば、代理店業務にイノベーションが起こるだろう。

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