清水建設は、オーシャンブリッジのデータ圧縮ソフト「NXPowerLite」を導入。ソフトウェア開発キット(SDK)を用いて検査業務支援システムに組み込んだ。オーシャンブリッジが9月13日に発表した。
検査業務支援システムは、各作業所での検査記録や写真データを管理する役割を担っている。1つの作業所で写真が何十万枚、容量にして100GBを超えることもある。そのような作業所が全国に1月当たり70〜80カ所ある。
記録写真の参照や写真を含む帳票作成/印刷の際、膨大な写真データを撮影時のサイズのままでやり取りすると、iPadで写真を参照する読み出し時間や、写真の含まれた帳票を出力する処理時間が長くなってしまうなど、システムに大きな負荷が掛かってしまう。
現在は作業所からサーバに送られてくる写真データ(JPEGファイル)を10分ほどの間隔でチェックをし、NXPowerLiteで圧縮処理をしている。実際、検査業務支援システムでの処理時間を検証したところ、画面表示や帳票出力の処理時間がどちらも平均して約3割削減できたという。
検査業務支援システムのイメージ(出典:オーシャンブリッジ)