Alphabetのセキュリティ子会社が企業向けサービス「VirusTotal Enterprise」を発表

Catalin Cimpanu (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2018-09-28 11:36

 Googleの持株会社が設立したサイバーセキュリティ企業Chronicleは、米国時間9月27日、「VirusTotal」の企業顧客向けに一連の新たな機能を提供すると発表した。VirusTotalは、ファイルやURLにマルウェアが存在するかどうかを、複数のアンチウイルススキャンエンジンを使って検査できるウェブサイトだ。

 今回発表された一連のツールは、新たなサービス「VirusTotal Enterprise」の一部として提供される。同社は今回追加される新機能を、「VirusTotalの立ち上げから14年の歴史上、もっとも大きなアップグレード」という表現で説明している。

 この新サービスは、同社が現在提供しているプレミアムサービスを拡大するもので、その名前からも分かるとおり、企業顧客をターゲットとしている。

 Chronicleによれば、VirusTotal Enterpriseでは、既存のVirusTotalの機能に加えて、より強力な脅威検知機能や、VirusTotalの無料・有料のサイトが提供している機能を統合する新たなインターフェースといった新たな機能が利用できる。

 一連の新ツールの中でもっとも興味深いのは「VirusTotal Private Graph」だろう。この機能を利用すると、社内インフラをVirusTotalに接続することで、社内ネットワークがどのようにマルウェアに感染したかを示す関係グラフを作成することができる。

 Private Graphでは、その名前から想像できるように、同社の従来のサービスとは違って、作成されたグラフがVirusTotalのウェブサイトで共有されることはない。Private Graphの元になったサービスは、「VirusTotal Graph」だ。

 VirusTotalは、2004年にスペインのセキュリティ企業Hispasec Sistemasが開始したサービスだ。同サービスは2012年にGoogleに買収され、現在はChronicleに移管されている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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