NEC、AI利用の影響を考慮した「デジタルトラスト推進本部」を新設

NO BUDGET

2018-10-04 17:01

 NECは、人工知能(AI)の社会実装や生体情報の利用がプライバシーなど人権に与える影響を考慮し、「デジタルトラスト推進本部」を新設すると発表した。人とAIの共存への諸課題に対するガイドラインについても国際的な議論・検討が進む中で新組織の設立は、事業者としてそれらを具体化・実践する取り組みといえる。

 同本部は、「Human Rights by Design(HRbD)に基づいた戦略策定・推進を行う。「Human Rights by Design」は、「Privacy by Design」の考えを人権全体まで広げ、プライバシーのみならず公平性など人権尊重の考え方をバリューチェーンの各プロセスに組み込むアプローチという。

 具体的には、(1)データ流通に係わる事業の戦略策定・推進、HRbDに基づく製品・ソリューションの企画、(2)HRbDに基づく全社ポリシーや社内ルールの策定・マネジメント、(3)ステークホルダーとの対話によるコンセンサスの獲得や政策提言、(4)従業員や取引先などバリューチェーンに係わる関係者のHRbDに対するリテラシー向上施策――などを行う。

 

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Google Chrome Enterprise が実現するゼロトラスト セキュリティの最新実情

  2. ビジネスアプリケーション

    ITSMに取り組むすべての人へ、概要からツールによる実践まで解説、「ITSMクイックスタートガイド」

  3. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

  4. セキュリティ

    あなたの会社は大丈夫?--サイバー攻撃対策として必要な情報セキュリティの早分かりガイドブック

  5. セキュリティ

    いまさら聞けないPPAPの問題点、「脱PPAP」を実現する3つの手法と注目の"第4のアプローチ"とは

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]