紳士服のAOKIは、自社サービスの顧客管理基盤にSalesforceのService Cloudを導入した。セールスフォース・ドットコムが発表した。
このサービスは「suitsbox」と呼ばれるもので4月に開始された。月額によるサブスクリプション型で利用できるサービスで、顧客が希望するサイズ、スタイルに合わせたスーツ、シャツ、ネクタイをスタイリストが選定して届けられる。顧客は1カ月間着用したのちsuitsboxに返却すれば、翌月には新たなアイテムが届けられる。
AOKIは、商品に関する問い合わせ窓口となるコールセンターのシステムには、AWSの「Amazon Connect」を利用し、これと連携するコールセンター向け顧客情報管理の基盤としてService Cloudを導入した。
顧客から問い合わせが入ると、Service Cloud に蓄積された顧客のサービス利用に関する履歴情報や、顧客が寄せる要望や意見などを参考にしながら対応し、新しい情報を格納する。これにより、顧客ごとのサービス最適化が容易になり、suitsbox事業にかかわる経営上のKPI(主要業績指標)も Service Cloudが提供するダッシュボード上で迅速かつ柔軟に参照することができるようになった。