アツミテック、次世代セキュリティ基盤を構築--グローバルで対策強化

NO BUDGET

2018-11-01 12:20

 アツミテックは、グローバルにおける包括的なセキュリティの強化のため、パロアルトネットワークスの次世代エンドポイントセキュリティTrapsと、次世代ファイアウォール、クラウド脅威解析サービスWildFireによるセキュリティプラットフォーム「Security Operating Platform」を導入した。

 アツミテックは、本田技研工業(ホンダ)グループの部品メーカーで、二輪車や自動車のトランスミッション部品、コントロール部品を中心に設計・開発・製造を手がける。現在では世界8カ国10カ所に拠点を構えている。

 同社は国内拠点において、2017年12月に約800台のクライアントおよびサーバにTrapsを導入し、2018年1月に次世代ファイアウォールの運用を始めている。海外拠点においても2018年6月には、中国拠点にTrapsと次世代ファイアウォールを導入しており、パロアルトネットワークスのSecurity Operating Platformの展開を進め、グループ全体のガバナンスも強化する予定だ。

グループのネットワーク構成図
グループのネットワーク構成図

 同社は、2016年頃からアンチウイルス製品をすり抜ける未知の脅威が急増し、さらに、頻繁に発生する定義ファイルの更新が社内ネットワークのトラフィックの半分以上を占めるなどの運用上の課題も抱えていた。また、ネットワークにおいても、老朽化したファイアウォールの同時セッション数が少なく、遅延などのトラブルが頻発していたため、十分な性能を備え、最新の脅威にも対応できるような新しいファイアウォールを求めていた。これらの対策のため、エンドポイントセキュリティとファイアウォールのリプレースを検討し、複数の製品を試用した結果、今回の導入に至った。

 同社は、Trapsについて、独自技術により既知だけではない未知の脅威に対応できる点や、次世代ファイアウォールが高い性能とアプリケーションの可視化を含む最新のセキュリティ機能を備えている点を評価している。また、これらのセキュリティ製品を構成するSecurity Operating Platformが最新脅威に対抗するための技術を継続的に実装し、すぐに最新の機能を活用できることも採用の決め手となった。

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