Hewlett Packard Enterprise(HPE)はスペインのマドリードで開催中の「HPE Discover 2018」で現地時間11月26日、ハードウェアやソフトウェア、パブリッククラウドインフラを統合するハイブリッドクラウドプラットフォーム「HPE Composable Cloud」を発表した。
HPEは、Cisco SystemsやDell Technologies、Red Hatの買収を最近発表したIBMといった競合企業と同様、オンプレミスのデータセンターとパブリッククラウド環境の融合を模索している。
HPE Composable Cloudには以下のものが含まれている。
- ソフトウェア定義オートメーション
- ITオートメーションと人工知能(AI)、コンプライアンス、セキュリティの融合に向けた統合API
- 「HPE ProLiant DL」サーバや「HPE Synergy」を活用する統合スタック。「HPE Composable Cloud for HPE ProLiant DL」は、「Red Hat OpenShift」やVMwareのワークロードをサポート
HPE Composable Cloudは、コンピュートとネットワーキング、ストレージを統合するための管理プラットフォーム「HPE OneView」が実行するファブリックによって結合される。
HPEによると、HPE Composable Cloudはアナリティクス向けの「HPE Infosight」や、XaaS管理スイートである「HPE OneSphere」との統合機能を提供し、さまざまなDevOpsツールと連携できるようにもなるという。
同社はHPE ProLiant DLラックサーバ上のHPE Composable Cloudを2019年第1四半期に提供すると述べている。また、「HPE SimpliVity with Composable Fabric」といったその他の製品は12月に提供を開始するという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。