調査

デジタルコマースアプリ市場、2022年に127憶円規模--DXやAIが後押し

NO BUDGET

2019-01-31 18:33

 IDC Japanは1月21日、国内デジタルコマースアプリケーション市場に関する2017年の分析と2018〜2022年の予測を発表した。これによると、同年の市場規模は97億6600万円で、2017〜2022年の年平均成長率(CAGR)は5.5%、2022年には127憶7700万円の規模になると予測される。

国内デジタルコマースアプリケーション市場 売上額予測:2017〜2022年
国内デジタルコマースアプリケーション市場 売上額予測:2017〜2022年(出典:IDC Japan)

 IDCは、デジタルコマースアプリケーションを「企業が製品/サービスを販売するためのオンラインストアを構成することを可能にするアプリケーションソフトウェア/サービス」と定義。主な機能としては、利用者に対するオンラインショッピングカートの提供、製品やサービスの検索、注文の管理、リコメンデーションなどがある。同市場にはオンプレミス型ソフトウェアとクラウドサービスが含まれる。特にクラウドサービスの成長が高く、2017〜2022年のCAGRは24.0%で推移し、2022年の市場構成比は43.0%に達すると予測している。

 2018年以降の成長要因として、デジタル変革(DX)の浸透や人工知能(AI)システムとの連係などを挙げている。消費者やバイヤーにデジタル変革やデジタルマーケティングが浸透することによって需要が増加しているとし、ITサプライヤーはオンプレミス型とクラウド型のシステムを連係する手段の提供、インテリジェンス機能の提供、ビジネス分析機能の強化に注力することが望ましいとしている。

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