IBMと、オープンでベンダー非依存の技術標準と認証の開発を進めているThe Open Groupは、現在最も需要が高い職種の1つでの訓練のあり方を提言しようとしている。
データサイエンスの分野のスキル不足は、近年各所で叫ばれている。自動化や機械学習(ML)、人工知能(AI)によってこういったスキル不足を低減できる可能性はあるものの、より多くの人材が求められている。
IBMとThe Open Groupは米国時間1月29日、スキルと資格を評価するためのデータサイエンティスト認証制度「Open Group Professional Certification Program for the Data Scientist Profession(Open CDS)」を発表した。IBMは自社内でこの認証を利用することで、同社の従業員に新たなキャリアパスを提示すると述べている。認証には3つのレベルがあり、書類やインタビューでスキルや経験が評価される。
またIBMは、社内でデータ・サイエンス・アプレンティスシップ(見習い制度)プログラムを立ち上げたとも述べた。大学の学位なしで参加できる就職希望者向けの24カ月のプログラムで、教育、メンターシップ、実務経験の3つの内容で構成される。修了時には、Open CDSのLevel 1の要求レベルを満たすように設計されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。