OneDrive/OneDrive for Businessに容易にアップロード
Microsoftが米国時間3月4日に更新した、Office 365各プラットフォームに対する変更内容をまとめる。リリースノートによれば、バージョン1902(ビルド11328.20146)へ更新したWindowsデスクトップ版は既定でMicrosoft Teamsが展開されるようになった。
ご承知のとおり同社は業務用コミュニケーションツールの役割を、Skype for BusinessからMicrosoft Teamsに担わせ、ビデオ通話などの機能を内包する。この変更は月次チャネルに限られ、半期チャネル(対象指定)は3月12日以降、半期チャネルは7月9日以降に適用されるという。
まず、Word、Excel、PowerPointには、OneDriveとOneDrive for Business(SharePoint)への自動保存をうながす機能が加わった。もちろん以前から両者に保存する機能を備えていたが、バージョン1902では、「自動保存」のトグルをオンに切り替えると、いずれかのオンラインストレージを選択し、ファイル名を付けてアップロードが自動的に行われる。
正しくは各クライアントがアップロードする仕組みだが、OneDriveもしくはOneDrive for Businessフォルダを開いてファイルを作成してから編集するのではなく、既存の編集ファイルを直接アップロードできるのは、シームレスな作業という観点では有益だ。なお、アップロードしたファイルはOneDriveもしくはOneDrive for Businessのルートフォルダに保存される。
「自動保存」をオンに切り替えると、OneDrive for BusinessもしくはOneDriveを選択。その後ファイル名を指定すると、各クライアントによるアップロードが始まる
Excelのコメント機能には「@」を用いたメンション機能が加わり、アイデア機能からプレビューが外れて正式版となった。もっとも機能的な変更は見つからず、日本語によるデータが不得手なことに変わりはない。提案内容も「ランク」「トレンド」「異常値」「多数派」のままだ。なお、フィルタ適用済みSVGファイルの挿入を新たにサポートしている。
GA(一般提供版)となったアイデア機能