LINEは、サービスの成長に伴うトラフィックの急増に対応するため、2013年からジュニパーネットワークスの「MX960」を利用している。ジュニパーネットワークスが3月28日に発表した。
LINEでは2011年のサービス開始以来、同社のインターネットトラフィックは毎年急激に増加しており、特に2013~2014年には前年比約350%超というトラフィックの伸びを記録した。同社は、2013年にジュニパーネットワークスの5Gユニバーサル ルーティング プラットフォーム「MX960」を採用し、サービス基盤として過去6年で30倍に増大したトラフィックを支え続けている。
LINEのネットワークイメージ図
同社は現在、東京拠点、海外拠点でそれぞれ2台の「MX960」を運用し、2018年には、新たに開設した大阪拠点でさらに2台の「MX960」を新規導入している。オペレーティングシステム「Junos OS」と「Junos Trio」チップセットを活用し、幅広い自動化ツールとテレメトリ機能により、複雑なネットワークの管理と運用を簡素化しているという。
今後、ネットワークを安定的に稼働し続けるため、ジュニパーネットワークスの製品を活用した運用の自動化を検討している。また、人工知能やFinTechをはじめとした新たな領域でのサービス開発も進めており、新たにネットワークPOPを構築する際のエッジルータとして「MXシリーズ」を最有力候補に考えている。