SAPジャパン、次世代サポートの拡充を発表--機械学習とAIでUX向上を狙う

NO BUDGET

2019-05-07 11:35

 SAPジャパンは4月24日、次世代サポートの拡充を発表した。人工知能(AI)を活用した新機能とリアルタイムサポートの強化などが含まれる。インテリジェントツールを用意することでカスタマーエクスペリエンスを向上させる狙いだ。

 自然言語処理を利用する新しいツール「Incident Solution Matching」は、ユーザーがインシデントに関する情報をフォームに入力すると、そのインシデントを分析して、SAPサポート技術情報およびSAP Notesの関連性の高い情報を提供する。

 また、SAP製品へのサポート機能を組み込む「ビルト・イン・サポート」は、SAP S/4HANA Cloudに加え、SAP Integrated Business Planningでも利用できるようになった。ビルト・イン・サポートの一つである「SAP CoPilotデジタルアシスタント」は、ユーザーと対話しながらシステムのコンテキスト情報などを使用して技術的な質問に迅速に回答を得られる仕組みだ。

 さらに、ライブサポートサービスの「Expert Chat」と「Schedule an Expert」により、SAPのサポート担当者に直接連絡できるようになった。Expert Chatを利用すると、サポート担当者とライブチャットで会話が可能となる。現在、インシデント件数の20%は、Expert Chatを利用した技術的な質問となっているという。

 Schedule an Expertを利用することで、サポート担当者とのSkypeセッションを予約できるようになった。ライブチャンネルはすでに50を超えるSAPソリューションで利用可能になっており、オープンインシデントでも利用可能。同サービスを提供することで、2018年にインシデントに関するやり取りを最大52%削減できている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]