DIYで無線LANアクセスポイントを整備--Meraki Goを試す - (page 3)

渡邉利和

2019-05-18 07:00

スモールビジネス向けの機能

 Meraki Goでは、業務用ネットワークとゲストネットワークをそれぞれ独立に設定し、それぞれ適切なポリシーで運用できるようになっている。仕組みはシンプルで、SSIDとパスワードのセットで識別される「Wi-Fiネットワーク」を複数設定できるようになっている。SSIDを公表するかしないかもそれぞれに設定できるので、業務用ネットワークはあらかじめSSIDを知らせてある端末にしか見えず、ゲストは公表されているゲスト用SSIDに接続するという形で利用できる。

 設定内容としては、最初のログインの際に表示するURL(ランディングページ)を指定できたり(画像10/画像11)、端末間での通信を禁止したりできるなど、ゲスト向けネットワークを構築する際にあると便利な設定がそろっている。製品の触れ込みのように、実際のアプリ操作自体はごくシンプルだが、さすがに設定項目の意味が分からないとどうにもならないだろう。その点は、やはりある程度の前提知識は不可欠だと考えておくべきであるようだ。

画像10:ネットワーク設定画面の前半部分。セキュリティ設定やランディングページのURL指定、アクセスを禁止したいサイトのURL指定(ウェブブロッキング)などが行える
画像10:ネットワーク設定画面の前半部分。セキュリティ設定やランディングページのURL指定、アクセスを禁止したいサイトのURL指定(ウェブブロッキング)などが行える
画像11:設定画面後半。「使用上の制限」は帯域制御の設定で、全端末に対して一律に利用可能な帯域幅を指定することや、特定のカテゴリーのアプリケーション(例えばビデオ、写真の共有、ゲームなど)ごとに利用可能な帯域を指定することができる。この設定項目を見て何を設定するのか意味が理解できるユーザーであれば、直感的に簡単に設定できるインターフェースになっている
画像11:設定画面後半。「使用上の制限」は帯域制御の設定で、全端末に対して一律に利用可能な帯域幅を指定することや、特定のカテゴリーのアプリケーション(例えばビデオ、写真の共有、ゲームなど)ごとに利用可能な帯域を指定することができる。この設定項目を見て何を設定するのか意味が理解できるユーザーであれば、直感的に簡単に設定できるインターフェースになっている

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