「Windows 10 May 2019 Update」初の累積アップデートが公開

Liam Tung (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2019-06-03 10:24

 Microsoftは米国時間5月29日、「Windows 10 May 2019 Update」(バージョン1903)向けとしては初めてとなる累積アップデートをリリースした。

 同累積アップデートの適用により、バージョン1903のビルド番号は「18362.145」になるとともに、外付けUSBデバイスやSDメモリーカードが「インストール中に誤ったドライブに再割り当てされる」という問題が解決される。

 この問題に遭遇したユーザーはバージョン1903にアップグレードできない可能性があると警告されていた。Microsoftのサポートページに記されている説明によると、外部接続されたデバイスによって、該当デバイスの「不適切なドライブへの再割り当て」が引き起こされるため、同社はこの条件に合致するデバイスを検出した際にアップデートをブロックする処置を取ったという。

 今回の累積アップデートには、「Internet Explorer」や、フォルダーツリー、ディスプレイの「Night light」(夜間)モード、「Game bar」(ゲームバー)、Bluetooth、DNS、画面描画に関する問題への対処も含まれている。

 また、ゲームや動画コンテンツにおける複雑なグラフィックス描画に用いられるWindowsの「Direct3D API」を使用するアプリの問題への対処も含まれている。

 このアップデートには既知の問題が2つある。1つ目は、ドイツのBattlEyeが開発したアンチチートプログラムに関する未解決の問題だ。このプログラムは、バージョン1903の一般提供開始前から問題を引き起こしていた。

 BattleEyeによると、この問題は「主に、最新の『NVIDIA GeForce』ドライバー(バージョン430.39)によって引き起こされていると考えられる」という。

 2つ目の既知の問題は、「Windows Sandbox」に影響を与えるものだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    2023年OTサイバーセキュリティの現状レポート--75%の組織が過去1年間に1回以上の侵入を経験

  2. セキュリティ

    サイバーセキュリティ強化に向けてマイクロソフトが示す実践的な指針を紹介

  3. セキュリティ

    5分でわかる「AWS WAF」--基礎知識から運用で陥りやすい3つの落とし穴までを徹底解説

  4. セキュリティ

    最前線で活躍するトップランナーと本気で考える、これからのサイバーセキュリティ

  5. 経営

    ガートナーが指南、迅速な意思決定を促す「AI」活用を実践する3つの主要ステップ

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]