明治安田生命は、自社の基幹ネットワークとSaaSなどの外部サービスの接続に、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)のクラウド型ソリューション「HUBクラウド」を採用した。NTT Comが発表した。明治安田生命では、2019年度より全国約1300拠点の従業員約5万人に向けて順次展開していく。
「HUBクラウド」は基幹ネットワークに接続しているさまざまなデバイスから、セキュアにSaaSやインターネットなどさまざまな外部サービスにアクセスするための機能を、NTT Comの企業向けクラウドサービス「Enterprise Cloud」上で融合させたもの。NTT Comのデータセンター内で明治安田生命の基幹業務システムと直結することで、耐障害性を確保している。

利用イメージ
パブリッククラウドにインターネットを経由せず閉域で接続する機能があり、従来は明治安田生命の基幹データセンター経由でアクセスしていたSaaSに直接接続することで、基幹データセンターへのトラフィック集中を回避し、セキュア、かつ低遅延な利用環境を実現する。
セキュリティについては、ブラウザ仮想化基盤やURLフィルタリングを活用したセキュアなインターネット接続機能があり、セキュリティ専門チームによる24時間365日の監視態勢により、万全な接続環境を実現する。
また、複数のSaaS IDを連携し、1度のログインのみで各サービスに認証可能なシングルサインオンを提供する。明治安田生命の社内パソコンや社用スマートフォンで利用でき、Office 365をはじめとするSaaSや社内業務アプリケーションへセキュアかつスピーディーなアクセスが可能だ。
さらに社用スマートフォン向けのVPN接続機能も提供され、デバイス検疫に加え、明治安田生命の業務アプリケーションとAPI連携することにより、場所にとらわれない柔軟なワークスタイルをセキュアに実行できる。