八戸東和薬品、BI活用してアジャイルな営業体制を確立

NO BUDGET

2019-06-26 10:58

 八戸東和薬品は、ウイングアーク1stのビジネスインテリジェンス(BI)ツール「MotionBoard Cloud」を導入した。ウイングアーク1stが6月20日に発表した。

 従来、商品ごとの売り上げや回転率などのデータはExcelで作成していたが、今回の導入で経営会議の資料作成に費やす時間が不要となり、ビジネス現場の意思決定のスピードアップを図ることができた。

 同社は、青森県の八戸市を中心に後発医薬品(ジェネリック医薬品)の卸を主事業としており、現在200件を超える保険薬局、150件を超える診療所、病院などを中心に幅広く商品を提供している。取り扱う製品数は約800、品目数は約1500に及ぶ。厚生労働省による公定価格(薬価)の改定で、商品単価が10〜13%引き下がるため、売り上げを伸ばすためには販売数量を増やす必要があり、より緻密な売上管理が求められていた。

 ダッシュボード上のデータはリアルタイムに更新されるため、マネージャーと担当者は最新の業務情報を見ながら戦略策定ができるようになった。これにより、顧客の商品注文が急に激減した場合や変化点を察知した場合、臨機応変に方針を転換することが可能となった。

 同社では、今後、正確な需要予測に基づいた在庫量の適正化を追求する仕組みを検討していく。

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