データ分析を専門とするARISE analyticsは、SaaS型人材管理システム「SAP SuccessFactors」を導入した。タレントマネジメント機能を活用した人事管理と評価管理を始めている。SAPジャパンが6月25日に発表した。
ARISE analyticsは、KDDIとアクセンチュアの合弁会社として2017年に設立された企業。KDDIが保有する国内最大規模のユーザーデータとアクセンチュアの持つアルゴリズム構築力を強みとする。250人超のデータサイエンティストが在籍するとしている。
データサイエンティストやビジネスコンサルタントをはじめとした人材情報の可視化と目標評価管理基盤の整備を必要としており、評価実績に基づく報酬管理と今後必要な人材情報の分析・把握を可能にするタレントマネジメントの導入を目指していた。
SuccessFactorsは、日本市場に対応した給与計算や労務管理の機能を搭載。ARISE analyticsでは、人員増加に伴う人材情報の一元管理だけでなく、人事考課プロセスの導入作業なども含め、3カ月間という短期間で本番運用を開始した。今後は、報酬管理の機能拡張を進め、さらなる人材情報の可視化と評価・報酬までの一元化を行っていく。