KDDIが顧客体験向上を狙いデータ分析子会社をアクセンチュアと設立

日川佳三 2017年03月16日 11時28分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 「顧客ごとに適した顧客体験を届けるためには、顧客の属性や行動のデータを分析する機能を強化する必要があった。このための会社を作った」(KDDIの理事でバリュー事業本部バリュー事業企画本部長を務める新居眞吾氏)

 KDDIとアクセンチュアは3月14日、KDDIの顧客データを分析することを主な事業とする新会社「ARISE analytics(アライズ アナリティクス)」の設立で合意したと発表した。


左から、KDDI 理事 バリュー事業本部 バリュー事業企画本部長 新居眞吾氏、KDDI バリュー事業本部 家中仁氏、Accenture Data Science Center of Excellence グローバル統括 兼 アクセンチュア アナリティクス 日本統括 マネジング・ディレクター 工藤卓哉氏、アクセンチュア 通信・メディア・ハイテク本部 マネジメントコンサルティング統括 マネジング・ディレクター 金若秀樹氏

 新会社を通してKDDIは、アクセンチュアが持つデータ分析の実績とノウハウを得られる(図1)。以前よりも高度なデータ分析ができるようになる。一方のアクセンチュアは、新会社を通してKDDIが保有するデータ資源を活用できる。


図1 KDDIのデータ資源とアクセンンチュアのデータ分析ノウハウを組み合わせた会社を設立した

 新会社は、2月27日にKDDIが100%出資で設立済み。資本金は2億円。アクセンチュアによる出資は、規制当局による承認などが完了次第行う。資本構成は、KDDIが85%、アクセンチュアが15%。

 営業開始は4月1日で、代表取締役社長にはKDDIから家中仁氏が4月1日付で就任する。社員数は初年度40人。アクセンチュアからは、データ分析の責任者として工藤卓哉氏が取締役兼CSO(最高科学責任者)として参画する。

 新会社では、KDDIが持つ顧客データを管理するほか、データ分析基盤を構築し、人工知能(AI)などのノウハウを集約する。こうして、インターネット広告の高度化など、データを活用したビジネスを強化する(図2)。KDDIの経営上の判断を迅速化するダッシュボードも作成する。


図2 新会社が取り組む事業内容。KDDIのデータを管理し、データ分析基盤を構築し、データを活用したビジネスを推進する

 データ分析の結果として、au携帯電話のユーザーなどのKDDIの顧客が得られる顧客体験が向上する(図3)。店舗やウェブサイト、モバイルアプリケーション、チャットボットなどの顧客接点において、これまでよりも一人ひとりの顧客に適した推奨情報などを提供できるようになる。


図3 データ分析の結果としてKDDIの顧客が得られる顧客体験が向上する
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
サイバーセキュリティ未来考
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
Gartner Symposium
企業決算
ソフトウェア開発パラダイムの進化
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化