ニチレイ傘下で低温物流事業を展開するニチレイロジグループでは、マニュアル活用支援SaaS「Teachme Biz」を2018年3月から導入。グループが全社を挙げて推進するロボティックプロセスオートメーション(RPA)活用に欠かせないツールとなっているという。6月28日、Teachme Bizを開発、販売するスタディスト(千代田区)が発表した。
2005年にニチレイ(中央区)から分社、ニチレイロジグループを束ねるニチレイロジグループ本社(中央区)は、3年前にRPAを採用。働き方改革の一環として、グループの従業員が高付加価値業務に時間を費やせる環境構築を目指しているという。
2018年度にTeachme Bizを導入し、RPAで自動化した業務の手順書や事例動画の作成、約5000人の社員への発信に活用。RPAの利用率向上に加え、従業員から新しいRPA活用方法の提案などもあり、導入が加速。2万時間分の業務自動化を達成したという。2019年度は18万時間を目指すとしている。
Teachme Bizは、マニュアルの作成や運用支援をプラットフォームとして提供するSaaS。画像や動画を活用したマニュアルの簡単な作成、閲覧、閲覧状況の分析などができるという。いずれもPCだけでなくスマートフォン、タブレットに対応。作成の効率化とともにクラウド化によってペーパレスを実現し、コスト削減にもつながるとしている。
公開先の指定に加え、アカウントがない人でも閲覧できる一般公開用フォルダも作成可能。
3つのプランを用意している。編集アカウントが10、閲覧アカウントが50のスターターは税別月額利用料5万円。編集アカウントが30、閲覧アカウントが150のベーシックは10万円。編集アカウントが100、閲覧アカウントが500のエンタープライズは30万円。いずれも契約期間は12カ月で、別途初期費用として30万円が必要。
期待できる導入効果(出典:スタディスト)