Googleのサービスが好きな者としては、仕事で使うブラウザもGoogle製の「Google Chrome」一択である。
Google Chromeといえば豊富な「拡張機能」を持っていることでも知られる。自分に必要な拡張機能を追加することで、仕事が快適になることは間違いない。
2017年にGoogle Chromeの拡張機能について取り上げたことがある。あれから2年、進化したGoogle Chromeおすすめの小技を、拡張機能に限らず紹介していきたい。
そこで本連載では、業務効率化・合理化に役立つGoogle Chrome便利技を3つずつ4回にわたって紹介する。今回はその第4回目で、「iPhone SE」で使用する場合を想定。
1.音声入力・検索で文字入力の手間をなくす
スマホでGoogle Chromeを使うなら、Google Chromeのアプリをインストールしておこう。インストール後、自身のGoogleアカウントと同期を。
Google Chromeアプリをインストールしたら、ぜひ活用してほしいのが、ご存知かとは思うが音声検索だ。
画面下部にある3つの点が横に並んだボタン→「設定」→「音声検索」を見ると、デフォルトは「日本語」に設定されている。もし別の言語が良ければ、そこから変更しておこう。 Googleのページに戻る。画面下部の検索アイコンをタップすると、画面中央付近左端にマイクアイコンが表示される。それをタップし、検索したいワードを発音しよう。ある程度はっきり言葉を発すると、言葉が正しく入力される。音声認識精度はどんどん向上しているように思う。
外周り中はもちろん、片手がふさがっていたり、文字入力が面倒だったりするとき、音声検索するのはおおいに助かる。まだの方は試して、この快適さを実感してほしい。
2.リーディング リスト活用でオフライン時間も有意義にする
電波状況の良くない山間を走る電車や機内、その他ネットに接続できない場所で過ごすこともあるだろう。その間、特定のウェブページを閲覧したい場合は、リーディング リストが大活躍する。
Google Chromeのリーディング リストへ、あらかじめウェブページを保存しておくと、オフライン環境下でもそれを読むことができる。
まず、オンラインのときに該当ページを開き、画面下部の3つの点が横に並んだボタン→「後で読む」をタップすると、「リーディング リストに追加しました」と表示される。あるいは、URL左横にあるアイコン→「後で読む」をタップしても、同じくリーディング リストに追加される。
リーディング リストをチェックすると、リーディング リストに追加した日時と共に、ウェブページが既読/未読に分かれて表示されている。
必要がなくなったら下部の「編集」をクリックし、ウェブページを削除しておくといい。リーディング リストにはウェブページを溜め込むのではなく、必要なものだけを入れて常にスッキリさせておくのがおすすめだ。
3.「ページ内を検索」ボタンで欲しい情報に素早くアクセスする
「Mac」でGoogle Chromeを見ている場合、ページ内を検索したいときはショートカットキー「command+F」を使うのが恒例だが、「スマホで同様のことをしたい場合、どうすれば?」と思う方もいるのではないかと思う。
Google Chromeにはその機能がある。画面下部の3つの点が横に並んだボタン→「ページ内を検索」をタップすると、画面左上に検索ボックスが出現する。
ここへ探したい文字を打ち込めば、該当箇所が黄色く表示され、欲しい情報にさっとたどり着くことができる。PCでしていたことが、スマホでもできるのだと覚えておいてほしい。
今回は2019年6月時点で利用可能な機能を紹介した。皆さんもGoogle Chromeを使い込んで、自分にとって最適な小技と出会ってほしい。今後もタイミングを見て、新しい機能を取り上げる予定だ。