リボンの右下隅にある下向きのキャレットをクリックすると、シンプルリボンとクラシックリボンを切り替えられる
Outlook(正確にはMicrosoft Exchange Server)の制限として、共有フォルダー同期数は500未満というものがあった。この数を超えるとログにエラーメッセージが書き込まれ、パフォーマンスダウンを引き起こすことも。
企業のシステム管理者としては長年の課題だったが、今回のバージョンから制限が5000まで引き上げられた。ただし月次チャネル以外を選択している企業は、2019年9月もしくは2020年1月まで待たなければならない。
細かい部分では、優先受信トレイの設定をクラウドに保存するオプションが加わった。これはWindowsデスクトップ版OutlookとOutlook on the Webのユーザー体験を統一するためである。もちろん同機能を未使用の場合、以下の手順は不要だ。
「ファイル」→「オプション」とたどってオプションダイアログを開き、「全般」の最下部にある「Outlookの設定をクラウドに保存する」にチェックを入れる
レイアウトに関してはリボンにとどまらず、メール一覧やメッセージ作成ウィンドウにも改善が加わっている。「表示」タブには「間隔を詰める」ボタンが加わり、メール一覧の可読性を向上。後者に対しては、From、To、Ccの表示領域を狭くするなど多くの改善を加えている。
この他にもインク機能の強化や会議出席依頼に対して代理人が回答した際の問題やPOP3を使用している場合にHTMLメールがテキスト形式で表示するバグを修正した。