Outlookが採用したシンプルリボン
Microsoftが米国時間6月27日に更新した、Office 365各プラットフォームに対する変更内容をまとめる。リリースノートによれば、バージョン1906(ビルド11727.20230)へ更新したWindowsデスクトップ版は、Outlookに多くの機能が加わった。
特徴的なのが「シンプルリボン」もしくは「簡易リボン」と呼ばれる単一行で並んだリボンデザインの変更である。メインコンテンツであるメールの可読性を高めるため、以前の「クラシックリボン」から既定値を変更した。Microsoftによれば、約50万人のユーザーに対する調査で4分の3以上がシンプルリボンに好意的な回答を述べたという。
リボン上のボタンが単一行に並ぶ「シンプルリボン」
もちろん違和感を覚える方は下図に示した方法やボタンのコンテキストメニューから「クラシックリボンを使用」でも切り替え可能。シンプルリボンで隠れたボタンも簡単に呼び出せる。
これらのボタンはコンテキストメニューから「リボンに固定」「リボンから削除」を選択することで自由にカスタマイズすることも可能だ。シンプルリボンに見慣れるまで時間を要するが、不要な機能を取り除き、シンプルなOutlookは使い勝手が良くなるだろう。
「…」ボタンをクリックすれば、非表示のボタンを使用できる