Appleは米国時間7月22日、「iPhone」「iPad」「iPod touch」を対象に「iOS 12.4」をリリースした。リリースノートによると、古いiPhoneから新しいiPhoneへのワイヤレスによるデータ移行が可能となり、「Apple Watch」の「トランシーバー」アプリが再び使えるようになっているという。
Appleは、ユーザーの同意なくiPhoneを傍受できる脆弱性が発見されたことを受けて、トランシーバーアプリを無効にしていた。
さらに日本と台湾における「HomePod」のサポートも追加し、「watchOS 5.3」と「tvOS 12.4」もリリースした。
iOS 12.4でリリースされなかったのは、「Apple Card」だ。Apple Cardは、Appleが提供予定のiPhoneにひもづけられたクレジットカードで、iPhoneで残高確認、決済、ポイント獲得ができるもの。
Appleが2019年に入って初めて発表したApple Cardは、今夏提供される予定で、iOS 12.4の正式リリースを前に、ベータ版にこの新サービスを示唆する部分が発見されて、iOS 12.4とともにApple Cardが提供開始されるのではないかと広く憶測されていた。
iOS 12.4は、端末の設定メニューからワイヤレスでダウンロードできる。
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この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。