日立製作所、AI活用のモーター設備向け予兆診断を提供

NO BUDGET 2019年07月26日 09時41分

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 日立製作所は、電流データをもとに人工知能(AI)を活用して異常発生を自動検知する、モーター関連設備向け予兆診断ソリューションを10月から提供すると発表した。

 同ソリューションは、現場機器に直接センサーを設置する必要がなく、制御盤に搭載されている、もしくは制御盤内に新たに設置する電流センサーからのセンシングデータをもとに診断する。そのため導入時の初期コストを抑えることができ、遠隔による設備の予兆診断により保守コストの低減と設備の安定稼働を実現する。

ソリューション概要
ソリューション概要

 さまざまな分野のプラントに設置されているモーターやギアボックスなどのモーター関連設備を安定稼働させるためには、定期的な保守・点検が不可欠となる。しかし現状では、熟練保守員が過酷な現場環境にあるモーター関連設備を巡回し、経験・ノウハウをもとに外観や音、振動などを確認することで設備の状態を一つひとつ点検するのが一般的となっている。またモーター関連設備の振動・温度データなどをもとに遠隔にて診断する方法があるが、振動・温度センサーをモーター関連設備に新たに取り付けるには手間と導入・保守コストがかかる。

 日立では、2018年に工作機械のモーターをセンサーとして活用した消耗品の劣化検知技術を開発しており、今回この技術を発展させ、同ソリューションを開発した。

 同ソリューションでは、多数のモーター関連設備の個々のデータを取得し、集約して点検・診断することが可能となるため、対象設備が多い場合でも効率的な保守が行える。また、多数の設備の劣化状態を把握することができ、必要と判断したものだけのメンテナンスを行う「CBM(Condition Based Maintenance)」が可能となる。

 また従来の熟練保守員の経験に頼った診断から、システム化による診断基準の統一化が図れることから、人による判断のばらつきを抑え、熟練保守員不足の課題解消に貢献する。

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