独立系ソフトウェアベンダーのネオジャパン(横浜市西区)は7月30日、開発、提供するグループウェアの新版「desknet's NEO バージョン5.3」を発表した。法人、個人事業主向けのECサイト「Amazonビジネス」とシステム連携する購買管理機能を追加。グループウェアから商品を購入できるという。同日から提供する。
インターフェースにAmazonビジネスボタンを追加。クリック、配送先を選定すると、Amazonビジネスへ遷移するという。注文手続きの最後の“承認を依頼する”ボタンをクリックすると、購入申請書を自動作成。注文の開始から社内申請、購入手続きの完了まで、一連の手続きが可能な購買フローになるとしている。
ポータル上に表示されるAmazonビジネスのアイコンイメージ(出典:ネオジャパン)
Amazonビジネスへのログイン、購買申請書作成を自動化。請求書払いを選択すれば支払いが一元的になるという。購入社員の仮払い、立て替え、領収書での個別精算といった処理がなくなりつつ、経理、購買担当の支払い、チェックなどの業務、管理負担を軽減できるとしている。
Amazonビジネスとの連携動作フロー(出典:ネオジャパン)
そのほか、シングルサインオン(SSO)のための規格となるSAML認証の互換性を向上させ、Office 365やサテライトオフィスとの連携をサポート。Office 365とのユーザー情報と設備情報の連携設定のインポート、エクスポートにも対応したとしている。
desknet's NEOの税別提供価格は、SaaS版が1ユーザー月額400円から。パッケージ版はスモールとエンタープライズの2種類のライセンスを用意。それぞれ最小価格は5ユーザー3万9800円、300ユーザー150万円。
Amazonビジネスは、Amazon.co.jpに企業購買に特化した機能を追加した、アマゾンジャパン(目黒区)が運営するECサイト。品揃えや利便性はそのまま、日常的にビジネス購買ができるとしている。