法律相談ポータルサイトを運営する弁護士ドットコム(港区)は、開発、提供する契約書管理サービス「クラウドサイン」の新たなオプションとして、書類管理権限を持つユーザー自身でPDFファイルをインポートできる「書類インポート」機能を発表した。紙で締結した書類も管理できるようになるという。9月20日から提供する。
クラウドサイン導入以前に締結した契約書の検索、契約の更新、解約漏れに対してのアラート設定などが可能。紙で保管書類に対する問い合わせ対応などの時間、手間を削減。高度な契約書管理ができるとしている。
クラウドサインは、契約をウェブで完結できるクラウドサービス。契約速度の向上、郵送や紙、インク、印紙代といったコスト削減ができるという。業務の透明性向上、漏れ、抜けの防止、コンプライアンス強化にもつながるとしている。
無料プランのほか、税別月額利用料金1万円からの「Standard」、管理機能を強化できる10万円からの「Business」プランを用意している。書類インポート機能は契約書1000件までのインポートに対応する基本料金が1万円からで、その後1000件単位で1万円ずつ加算していく。

書類インポート機能の課金例(出典:クラウドサイン)
また、有料ユーザー向けの新機能として、CSVファイルのアップロードで複数の書類情報を一括更新できる「書類情報一括編集」の提供も発表している。