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SNSとモバイルが当たり前--“Z世代”を職場に迎えるために考えておくべきこと

永長純 小林伸睦 (シトリックス・システムズ・ジャパン)

2019-10-07 07:00

 1997年以降に生まれた人々を指す“Generation Z(Z世代)”について、にぎやかな議論が行われています。この世代のうち最も年長の人々はすでに大学を卒業し、社会人として職を得ています。今後数年のうちにはこの世代の多くがそれに続きます。

 大半の業界で熟練労働者の劇的な不足が生じている中で、この新しい世代を、先行する“Generatio X(X世代)”や“Generation Y(Y世代=“ミレニアルズ”とも呼ばれる)”から区別する、具体的な期待や物事の優先順位について数多くの論争が繰り広げられています。

 (アメリカ同時多発テロ事件以降の)より緊張感の高まった政治環境と、(2008年の金融危機をはじめとする)より困難な経済状況の下で成長したZ世代は、他の世代よりも個人的な成功と安定した職への関心が高い傾向があります。Z世代に共通するもうひとつの特徴は、この世代にはテクノロジーに関する高いスキルが存在することです。

 大学やそれ以前の教育の期間を通じ、この世代による仕事の進め方はインターネット接続、モバイル機器、豊富なアプリケーションやクラウドサービスによって形作られてきました。この世代にとって「(何かの問題を解決するための)アプリケーションはないのか?」という良くある質問への回答はほぼ常に「ある」です。

 そのアプリケーションが広告通りに動作しなかった場合には、アプリストアにはさまざまな代替となる選択肢が存在するため、Z世代はツール選択が得意であり、また必要なら簡単にツールからツールへと乗り換えてしまいます。

 Z世代にとってスマートデバイスとソーシャルメディアは「常に」存在してきたものですが、このことはいくら強調しても強調しすぎにはなりません。Y世代にはスマートフォンやソーシャルメディアに慣れることが必要でしたが、Z世代はそもそもそれらが存在しない世界に生きたことがありません。

 この世代が最後の手段として使うコミュニケーション手段は、電話やメールではなく「WhatsApp」や「FaceTime」など広く普及したメッセージサービスを使ったテキストかビデオチャットです。

 Z世代は最新のデジタルテクノロジーを好むことで知られており、また職を選ぶにあたっては好みのデジタルツールを使えることも判断材料のひとつとしています。しかし、この世代は対面コミュニケーションも好み、可能な限りチームのメンバーに会う機会を作ろうします。

 企業がZ世代が持つ大きな可能性をおそらくは世界中から集めようとする場合、Z世代が自宅での勤務のみ、あるいは移動中での勤務のみを望んでいるのではないことを考慮する必要があります。企業は人々が柔軟に作業、ミーティング、コラボレーションし、また平均的な1日のうちに何度かそれらを切り換えられるよう、適切なエクスペリエンスと職場環境を従業員に提供すべきです。

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