埼玉県から「AI・IoTプラットフォーム整備等業務」を受託した富士通総研は、同社が企画・構築した「埼玉県AI・IoTプラットフォーム」が11月20日に公開されると明らかにした。
埼玉県AI・IoTプラットフォームでは、埼玉県内企業の生産性向上を図るため、人工知能(AI)とIoTの活用促進を行う。同基盤は「埼玉県AIポータルサイト」「埼玉県IoT/LPWAポータルサイト」の2つで構成されている。
埼玉県AIポータルサイトでは、県内企業でのAI活用により生産性向上やビジネス創出を目指す「埼玉県AIコンソーシアム」会員を対象に、体験版画像認識AI、プログラミング不要のAIソフトウェア、機械学習の基礎やプログラミング言語を学ぶeラーニング、Googleが開発してオープンソースで公開しているソフトウェアライブラリー「TensorFlow」の利用手引書、セミナーや活用事例などのAIに関する情報を提供する。
埼玉県IoT/LPWAポータルサイトでは、地域課題の解決に向け、低消費電力を特徴とする広域通信網のLPWA(Low Power, Wide Area)を活用した埼玉県による実証実験の成果や、実証実験で導入した機器から取得されたデータの一部を公開する。これにより、県内企業や市町村におけるLPWAの活用促進を図るという。
今後、富士通総研は、埼玉県AIコンソーシアム会員を対象に埼玉県AI・IoTプラットフォームのデモンストレーションなどを行い、県内企業のAI・IoTへの関心・理解の向上、業務へのAI・IoTの導入促進を支援していく。